小学校卒業式の袴の着付け、当日注意する事は?

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卒業式当日の朝はバタバタするものです。その中で着物や袴の着付けは、ハードルが高いかも知れませんね。段取りを考えてスムーズに出来るよう、準備をしましょう!

1.前日までに準備しておく事

着物を着る際の事前準備として必要なのは「半衿付け」です。半衿とは長襦袢に付ける替え衿の様なもので、これがないと衿芯を入れられません。衿芯がないと衣紋が抜けず、結果、着物をスッキリ着こなせないので、必要不可欠と言われています。半衿を付ける際は、この衿芯が綺麗に入れられるように工夫が必要なのです。

ただし子供用の着付けは、衣紋を抜かないので、衿芯も必要ありませんから、半衿付けも簡単です。前日までにシッカリ縫いつけておきましょう。

着付け小物も用意して下さい。袴着付けで最低限必要なのは①袴②着物③伊達衿④長襦袢⑤肌襦袢(普通のシャツでもOK)⑥フェイスタオル2~3枚(旅館で配られるような薄手のタイプ)⑦腰紐2~3本(化繊は滑りやすいので、できればモスリン)⑧伊達締め⑨袴下帯(半幅帯)⑩足袋(ブーツの場合は靴下でも可・出来れば白)⑪髪飾り+髪留めピン⑫草履ORブーツ・・・①~③はレンタル一式の中に入っているのが一般的です。

2.下準備をします

朝起きたら、肌襦袢もしくはシャツなどの下着に着替えます。足袋もしくは靴下も、このタイミングで履いてしまいましょう。卒業式の3月の朝はまだまだ寒いですから、足元は冷えないようにします。

次に早々に食事をして下さい。着付けが終わってから食事をすると、着物や袴を食べ物で汚す可能性も高くなりますから、着替える前に食事は終わらせましょう。

トイレも済ませます。トイレは着崩れの原因ともなりますので、着付けの前に行っておいて下さい。

3.ヘアセットから始める

着物の着付けをする前に、ヘアセットを済ませるのが良いでしょう。ヘアセットした後、髪を乱さないためにもセーターなどのかぶり物を着て、ヘアセットを行うのは避けて下さい。下着は肌襦袢まで着て、その後、前開きか後留めのブラウスなどを羽織るのがオススメです。

リボンや髪飾りは、着付けが終わった後に付けた方がベスト。ヘアセットが終わったら、乱れ止めのスプレーなどを吹き付けます。※着物にスプレーが付かないように、このタイミングで髪の毛にスプレーしましょう。

4.いよいよ着付けです

簡単な補正をおこなった後、着物→袴の順で着付けをします。※着付けは、動画などを見て数日前から練習しておくと、当日困りません。
着付け小物⑥~⑨は、この順番で使うので、並べて置いておくと便利です。

5.仕上げ

髪飾りを付けて終了です。お子様の髪はサラサラしているので、ピンで押さえたいところですが、ピンが多いと頭が痛くなる場合があります。こちらも事前に練習しておきましょう。
またピンの先が丸いタイプであれば、痛みも少なくて済みます。ピンを購入する際は、ピン先に注意して下さい。

ここでもう一度ヘアスプレーを使いたいと思ったら、ケープなどを肩に掛けてスプレーが着物に付かないように注意しましょう。

6.引率者の着替えも忘れずに

入学式は保護者とお子様が一緒に学校に行くものです。でも卒業式は、お子様が先に学校に集合する事が一般的。そして保護者の方は、その後お子様とは別に学校に向かいます。

もしお母様が着物で卒業式に参列する場合は、お子様を送りだした後に着替えも出来ますので、安心して下さい。

もちろん一人での着付けに自信のない方は、着物屋さんに相談しましょう。そちらで着付けして下さる場合もありますし、着付け+ヘアセットの上手な美容院を紹介して頂く事も可能です。

短時間で変身して、お子様の卒業式に行ってみませんか?素敵な思い出になりますよ!

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