小学生女子の袴卒業式、リーズナブルにするコツは?

着物ブログ

最近は小学校の卒業式で袴を着る女子も増えてきました。可愛らしいし、着物よりも動きも楽。そして暖
かいので、年々人気も高まっています。

レンタルしても良いし、足らないアイテムだけ購入するのもオススメです。ポイントをお知らせします!

1.お母様の七五三の着物も使える場合有り!

七五三といったら女の子なら小学校1年生の時。お母様の七五三の振袖を、同じ1年生の時は着られても、6年生には無理と思うでしょうが、大丈夫な場合もあります。ポイントは「肩揚げ」です。
もともと子どもの着物は、大き目に仕立てて、成長に合わせて簡単に袖の長さを調整できるように肩山の部分を縫い込んでいるのです。この「肩揚げ」の縫い目を解けば数センチ、場合によっては十数センチ裄(ゆき)が長くなることもあります。

次に心配となるのは着丈ですが、袴の場合は着物の丈は短ければ短いほど、軽く動きやすくなるので、問題ありません。

もちろんお嬢様の体型に左右されますから、まずはどの位裄が長くなるか、確認してみましょう!

2.袴下帯は浴衣の帯でもOK

袴の下に結ぶ袴下帯ですが、これは浴衣の時に締めている半幅帯でも大丈夫です。とは言っても、作り帯では駄目です。作り帯では、袴を支えきれないと言って良いでしょう。柔らかい化繊の帯も同じです。このソフト帯は、着ている時は圧迫感もなく華やかで人気がありますが、袴下帯の替わりをするのは難しいのです。

袴の下に結ぶ帯は、シッカリした織りの帯がオススメです。また、この帯は袴から少し見えるだけでもインパクトがあるので、ハッキリしたメリハリのある色が見た目が良いかも知れません。

3.草履よりも動きやすいのが冬用ブーツ

草履はペタペタして動きにくいし、危険な場合もあります。でもブーツなら履きなれているし、動きやすいですよね。更に足袋も履かなくて良いので、足指の付け根も痛くならないので、嬉しい限り。

使えるブーツは、皮系(合皮OK)の柄無しがベストでしょう。色も黒や紺が無難ですが、茶色の場合は着物や袴とのバランスを見て下さい。

大学の卒業式の場合は、履物を脱ぎ着しないように、講堂などにシートを敷いて、草履やブーツのまま会場入り出来ますが、小学校の場合は違います。ほとんどが、上履きやスリッパに履き替えるようになっていると言って良いでしょう。

袴を着てのブーツの着脱は難しいので、チャックなどで簡単に脱ぎ着できるデザインのブーツを選んで下さい。また、ロングブーツは学校の下駄箱に入れにくいので、ショートブーツにしましょう。

4.肌襦袢はいつもの下着でOK

肌襦袢を着ないで、いきなり長襦袢を身に付けるのは、着心地が悪いものです。とは言っても、わざわざ肌襦袢を購入するのは勿体ないと思います。

肌襦袢は、いつものシャツで充分ですが、出来れば七分袖で、身頃が長めのタイプを選びましょう。長袖では袖口からシャツが見えてみっとも無いし、半袖では短すぎて着崩れが直せないからです。またトイレに行く時には身頃が長い方が、簡単にたくし上げられるので便利と言えます。

5.髪飾りのリユースには気配りを!

七五三や浴衣の時に使った髪飾りも、雰囲気が合えば卒業式に使っても良いかも知れません。

ただし式典という事をお忘れなく。まずは「鈴」など、音が出る髪飾りは駄目です。スイングタイプの髪飾りは、揺れると綺麗ですが、鈴が先端に付いている事があります。これは重しにもなってとても素敵ですが、式典の最中に不用意に音が出てしまうので、卒業式には使えませんから、気を付けて下さい。

また、七五三などに使った本格的な髪飾りも注意が必要です。美容院などでヘアセットした時は、専門のピンなどを使って付けていただいた髪飾りを、お母様が付けるのは難しい場合があります。特に小学生の髪は細く柔らかいため、ピンが髪の毛に食い込んで頭が痛くなる事も多いので、気を付けましょう。

6.まとめ

小学生の卒業式、思い切って袴姿も素敵かも知れません。袴さへ揃えられれば結構リーズナブルに済みます。お嬢様と色々アレンジするのも、きっと良い思い出になりますよ。

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