着物買取、売れやすい着物・売れにくい着物とは?

着物ブログ

最近TVCMでも宣伝されている着物買取ですが「本当に高額買取してもらえるの?」と思っている方も多いでしょう。確かに何十万円と値の付く着物もありますが、中には買取不可という着物も珍しくありません。

着物買取の際にも「売れやすい着物」そして「売れにくい着物」があります。今回は、そんなポイントをお知らせしましょう。是非、参考にして下さい。

1.一番人気はやっぱり「振袖」です

未婚女性の正礼装が「振袖」。二十歳を祝う会でも着られることが多く、人気が高い着物と言えます。着物買取も同じで、振袖は一番売れやすい着物と言って良いでしょう。

着物買取で売れるポイントは「仕立てられてから10年以内」「普通サイズ、もしくは大きなサイズ」「素材は正絹」と言われています。

振袖の場合は、最近「ママ振袖」が流行しているくらいなので、10年どころか20年前の着物でも大丈夫です。

また振袖は比較的大きな生地で作られていることが多いので、仕立て直しもしやすいため、小柄な方が着ていた振袖でも買取して貰いやすいのです。

そして素材ですが、これは取り扱うお店によって違います。正絹しか買取対象になっていないお店もありますが、化繊(ポリエステル等)もOKとなっているショップもあるので、買取を希望する場合は、諦めないで下さい。ただし、買取金額には「正絹」と「化繊」は大きく違いますので、覚悟しましょう。

もともと新品の時に、正絹と化繊ではお値段が2倍以上違いますから、売る場合に化繊が安くなるのは仕方ありませんね。

2.訪問着には流行あり

既婚・未婚に関係なく着られる礼装といえば「訪問着」です。友人・知人の結婚式はもちろん、お子様の入学式や卒業式、ちょっとしたパーティーなど幅広い場所に着ていける便利な着物といっても良いでしょう。そんなことから、着物買取でも人気の着物と言えます。

でも訪問着には流行があるのをご存知ですか?数十年前の訪問着は、紺やオレンジ系など濃い色で、裾は絵羽模様があるけれど肩の模様はワンポイントとなっているタイプが多かったのです。今人気の訪問着は、ピンクやイエロー、スカイブルーといった淡い色で、肩と衿に縫い目がつながるような絵羽模様が施されて、ひと昔前よりも華やかな印象となっています。

やはり流行おくれと見える訪問着は、高値が付くのは難しいかも知れませんね。

3.人気復活!お洒落着の小紋

最近、着物買取で人気を集めているのが「小紋」です。少し前までは、着物も特別な装いとしてフォーマル着が中心となっていましたが、「観光地を着物で街中散策」が流行ってきたことから、小紋の需要が増えてきたのです。

特に新型コロナウイルスが落ち着きをみせ、海外からの観光客が訪日するようになりました。その外国の方々が、着物姿でSNSに載せることから、益々注目は集まっています。

小紋はカジュアルな着物ですから、街中散策にはピッタリ。柄も着物全体にあるので、華やかな雰囲気にまとまりますから、外国の方々にも人気があります。

先ほど「化繊着物を買い取ってもらうのは難しい」とお話しましたが、今は化繊の小紋に人気が集まっています。その理由は、着物レンタル。観光地での街中散策用の着物レンタルに、化繊の小紋が必要とされているのです。

化繊は丈夫で、扱いも楽。色も落ちないし、簡単に洗えアイロンがけもOKですから、レンタル業者さんを中心に買取の人気が集まっているのです。今までなら「化繊の小紋は売れない」と言われたかも知れませんが、今なら「化繊の方が売りやすい」と変化しています!

4.まとめ

いかがでしたか?着物買取も色々と変わってきています。お手元に着ない着物があるなら。懇意にしている呉服屋さんに相談するのも良いし、ネット検索して大手買取店に連絡するのも一つの方法でしょう。

着物は箪笥の中に仕舞いこんでいては、劣化してしまうだけです。売れやすい着物を中心に片付けるのも良いかも知れませんね。

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