着物は買った方が良い?それともレンタル?

着物ブログ

着物をレンタルで着るという方も増えてきました。着物に慣れていないと扱いも大変ですから「レンタルは楽!」という話も多く聞かれます。特に最近は、コロナ禍で店舗に足を運ぶことを躊躇する事もありますよね。

今回は「着物は購入」VS.「レンタル」について考えてみましょう。

1.費用はどう違うのでしょう?

一番気になるのは、費用ですよね。確かにレンタルで済ませられれば、費用も抑えられると考えるのが一般的です。とは言っても、レンタル着物も決して安いものではありません。特に成人式の振袖はお値段が張ります。ショップや品物によって金額は大きく違いますが、数万円~数十万円は掛かりますので、注意して下さい。

例えば「成人式しか振袖を着ない」というのであれば、1回だけレンタルしても良いでしょう。でももし「親戚の結婚式でも振袖を着る予定がある」「ホテルでパーティがあるので、着物を着たい」という予定があるなら、購入するのも一つの方法です。

「1回しか着る機会がないならレンタル、3回以上着るなら購入した方がお得」と言われていますから、費用だけを考えるなら、ご自分の予定に合わせてレンタルにするか、購入するかを選ぶと良いかもしれません。

2.着物も実は流行があります

「結婚の時に黒留袖や訪問着など、これから着る着物は一式(親に)揃えてもらった」という方も多いでしょう。昔は普段着として日常的に着ていたのが着物ですが、現代では「ここぞ!」という時に着る「晴れ着」の要素が強くなってきています。

だからこそ、親戚の結婚式に着る「黒留袖」や、将来生まれてくるお子様の入学式・卒業式にも着られる「訪問着」を嫁入り道具の一つとしてご用意するご家庭もあります。

着物はサイズ変更にも対応が可能なため、長く着続ける事ができる便利な装いなのです。

ただし、着物にも流行があります。とは言っても、洋服のように1~2年で変わるものではありません。スパンの目安は約10年。例えば25歳の時に購入した着物なら10年後の35歳なら大丈夫ですが、45歳になったら要注意です。色や模様が古臭くなっているかも知れません。

55歳頃となったら、明らかに「昔流行った着物」になる可能性も高いのですから、尚更注意しましょう。

自分の着物であれば、流行を過ぎたものは扱いに難しいですよね。でもレンタルなら、トレンドの着物を借りられますから安心といえます。「着物を着たい」と思ったら、まずは今の流行をリサーチするのも良いですね。

3.お気に入りの一枚を持つのも素敵

着物は昔からリメイクもおこなわれてきました。身幅を出したり詰めたりする「仕立て直し」はもちろん、ご自分のパーソナルカラーの変化にあわせて、地色を変える「染めなおし」などなど。

着られる期間が短い振袖などは、着物本体には手を付けず、着付けの際帯や小物を別にして、簡単に雰囲気を変えることも多いですが、色留袖や訪問着なら着物そのものを変えるのもお勧めです。

もちろん費用は別途かかりますが、新しいものを購入するよりも遥かにリーズナブル。何と言っても、自分と一緒に年を重ねていけるお気に入りの着物は、特別な一枚となります。

4.まとめ

いかがでしたか?着物は、魅力がいっぱいの日本文化です。特別な日に着物を着て、素晴らしい思い出を作るのも素敵ですね。

レンタルで毎回色々な着物にチャレンジするのも、新しい自分が発見できるので嬉しいです。しかしながら、大切な一枚を丁寧にメンテナンスしながら着続けるのも、着物ならではの楽しみかも知れません。

レンタル着物を使いながら、自分に似合う着物を探して購入するのも良いし、自分の着物を持ちながらトレンドの着物をレンタルして着るのもスマートです。それぞれのメリットを使い分けて、着物生活をするのも良いでしょう。

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