和の習い事に合わせるなら、どんな着物が良い?お稽古ごとに解説します

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和の習い事は色々あります。普段は洋服でお稽古していても、ポイントポイントでは着物を着ることも多いハズです。でも初めての時はどんな着物が良いか、難しいですよね。そんな方にお稽古ごとの着物についてお知らせします。チェックしてみて下さい。

1.茶道のお稽古に必要な着物とは

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お茶を習う時は、ちょっとした所作も大切です。洋服でお稽古される事も多いですが、やはり着物を着てのお稽古の方がなめらかで美しい所作が身につくとも言われていることから、着物を着てお稽古されている方も少なくありません。

普段のお稽古であれば、お洒落着と言われる小紋や紬などで充分です。それに名古屋帯や半幅帯を合わせれば大丈夫。お稽古の時は気軽な気持ちで着物を着て下さい。

問題は、お茶席です。お茶席にも色々種類があって、格も様々。これをマスターするのはなかなか難しいようですね。

まずは格式の高いお茶席。年始に行われる初釜(はつがま)や、季節が夏に変わる時の初風炉(しょぶろ)、その年の夏に摘んだ新茶を詰めた茶壺を開ける行事の口切り、その他にも各家元主催の献茶会などが、これに当たります。その格式に合わせて、色留袖や訪問着、付け下げなどのフォーマル用の着物を着るのがマナーなのです。

とは言っても、結婚式などとは違うので、お茶の場合は華やかさを押さえた控え目なものが好まれます。大寄せのお茶会や仲間内で楽しむ気軽な会であれば、小紋などでもOKです。こちらも「詫び寂び」を大切にする観点から、光沢を押さえた上品なタイプがおすすめ。

お茶を習い始めた時に、着物を用意するなら一つ紋の入った無地の着物をあつらえると良いと言われています。一つ紋があれば、着ていける場所も広がるし、帯や小物次第で雰囲気を変化させられるからです。こちらも鮮やかすぎる色は避けて、お茶席に溶け込むような落ち着いた柔らかい色を選ぶと良いでしょう。

慣れてくれば、季節感のある模様の着物もおすすめです。四季折々の草花や行事など、その季節でないと使えない着物もおしゃれでしょう。ポイントは「季節の先取り」。季節をちょっと前倒しにして着物や小物を使うのがお洒落なのです。逆に季節を過ぎたものは、野暮な印象となりますから、注意しましょう。

2.お箏を習う時に用意した方が良い着物とは

お箏の練習の時に、わざわざ着物を着るということはないようです。何と言ってもお箏は大きいので、着物を着ての楽器の移動は負担が大きいという事かも知れません。

ただし舞台は違います。演奏会やコンサートなどは、楽器を運ぶ係の人は別にいらっしゃるので、出演者がお箏を持つという事は少ないからです。着物を選ぶポイントは、「舞台映え」と「他の方との調和」となります。

ライトが当たる舞台は、光沢の強い綸子が華やか。ただし個性的な色は、他の出演者の方とのバランスが悪いので、比較的淡い色を着る方が多いようです。着物の格も普段着の小紋などよりは、紋付きの色無地や訪問着などが好まれます。

真夏の舞台では「絽」を着ることもありますが、透ける絽は舞台でも違和感があります。薄い色か、目が細かく透けない絽を選ぶと安心です。

3.踊りの衣装はどんな着物?

踊りと一口に言っても、種類は様々。日本舞踊や新舞踊、お祭りに合わせた踊りも少なくありません。舞台も照明のあるホールから野外まで幅が広いですね。共通して言えるのは、出しものによって衣装が変わるという事。

お揃いの着物もあれば、唄や物語の内容に合わせた衣装というのもありますので、特に個人で揃える着物はないようです。

4.まとめ

東京オリンピックも予定され、日本文化が見直されている昨今、和のお稽古人気も高まっています。「着物の着付けも学べる」「美しい所作が身につく」というメリットも多いようです。興味があったら、一度チャレンジしてみましょう。新しい世界が広がるかも知れませんよ。

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