会社関係の人に呼ばれた結婚式、着物で参列するならベストは何?

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会社関係の方からご招待を受けた結婚式、立場や関係も色々ありますから、何を着て行ったら良いか、女性なら悩むところかも知れません。今回はそんな方向けに、着物の種類をお知らせしましょう。参考にして下さいね。

1.同期や先輩の社員からご招待を受けたなら

あなたが20代・未婚であれば是非「振袖」を着て下さい。振袖は未婚女子の第一正装なので、格式も高く華やかですから、ご招待してくださった方も喜んでくださるハズです。ただし主役は「新郎・新婦」。派手になりすぎないよう、注意しましょう。

すでに結婚している方なら、「訪問着」がおすすめです。振袖に次いで華やかと言われる訪問着は、結婚披露宴でも人気の高い着物。格式高い金糸・銀糸を使った袋帯なら、ベストの組み合わせですね。

2.後輩からご招待を受けた場合

先輩として結婚式や披露宴に出席するなら、「訪問着」や「付け下げ」が良いでしょう。

ここで注意していただきたいのは「訪問着」です。「着物には流行がない」と思っている方もいらっしゃいますが、そんな事はありません。着物は洋服よりも流れはゆっくりですが、時代はあります。

10年前に仕立てた着物は違和感なくても、30年以上前に用意した着物は「昔流行ったもの(はやったもの)」と一目見て分かるので、注意して下さい。

「結婚式に着て行くなら訪問着」という事で、何十年も前にあつらえた訪問着をタンスから出しても、古臭い印象となるかも知れません。「あの訪問着は何十年も前のものだよね。昔流行ったもので、叔母さんも持っているから知っている」なんてこともあるのが、訪問着なのです。

そんな事になったら、先輩の面目丸潰れですから、まずは知り合いの着物屋さんに事前に見てもらう事をおすすめします。

「昔作った訪問着が駄目なら、付け下げも無理?」と思うかも知れませんが、付け下げは訪問着よりも歴史が浅い着物です。そのため「嫁入り道具」として作ることも少なかったので、「誰もが持っている着物」ではなかったと言えます。

ですから、付け下げなら「昔の流行った着物」と思われる事は少ないでしょう。ただし、着物の格付けは訪問着よりも付け下げが下になりますから、一つ紋などが入ったタイプの方が結婚式には良いでしょう。

3.上司として出席するなら

華やかな「訪問着」も良いですが、格式の高い「色留袖」もおすすめです。色留袖は裾に模様があるだけなので、一見地味に見える場合もあるので、まずはご自分の顔映りの良い色・パーソナルカラーを探し、その中でも明るい雰囲気のものを選ぶと結婚式にふさわしい装いとなります。上司と言えども主催者側ではないので、付ける紋は一つ紋か三つ紋までとしましょう。

黒留袖は、親族の装いとなりますから、親族以外の方が結婚式や披露宴に着るのはNGです。深い紫や濃紺、暗い緑系の色留袖は、パッと見た時に「黒留袖」を連想させる場合もあるので、避けた方が無難と言えます。たとえご自分に似合う色でもTPOを考えて他のカラーを選びましょう。

また色無地も見逃せません。紋は色留袖と同じく一つ紋か三つ紋。五つ紋は重すぎるので、避けて下さい。地模様も意外と目立ちますから、祝いの文様を選びます。松竹梅や宝づくし、藤花など吉祥文様が入ったものがおすすめです。色無地はシンプルな分、小物使いで全体の印象が大きく変わります。

帯などは少し豪華な袋帯を締めると、上司らしい雰囲気にまとまりますので、試してみて下さい。

4.まとめ

会社の一員として結婚式に出席するなら、バランスは重要です。まずは招待された人達(特に女性)で打合せをして、何を着て行くか決めた方が良いでしょう。他の方が着物なのに、ご自分一人が軽いワンピースなどで出席してしまったら、恥ずかしい思いをしますし、その逆もありえますから注意しましょう。

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